婚活記録1*結婚に興味がなかったわたしの心変わり

これまで、一切結婚に興味がなかったわたし・・・なんなら結婚したくないとまで思っていました。
そして今もできればしたくないです。

理由の最たるは。母が大変そうだったからです。

わたしの実家は飲食店だったのすが、父は昼前まで寝て、2時間ほど働いた後、録画していたバラエティ番組やドラマを見て夕方まで昼寝、夜になるとまた働き始め、深夜2時頃までテレビを見て就寝、という生活サイクルでした。

母は早朝子供を起こし、朝食の菓子パンをテーブルに置き、子供たちが学校へ行くまで隣で仮眠、昼前に父と一緒に起きて働き、父が録画番組を見ている頃食器を洗い、家事をこなし、閉店後は片付け、父が寝る少し前にやっと就寝という感じでした。

学校から帰宅して母に話しかけると「忙しい」と言われるので、唯一母に話しかけられるのは母が晩御飯を食べている時だけでしたが、飲食店の落ち着いている隙を狙って父と母が交代で食事をしていたので、そこで話しかけると「今ご飯食べてるからあとにして」と言われていました。

父は好き勝手しているのに、母には自由がないように見えていました。

わたしは、結婚したらこんな生活になるなら、それは耐えられないと思っていました。
周りで結婚している友人も、旦那の文句や愚痴しか話題がないという状態。
会社のおば様も、バツイチだったり子供が大変そうだったり・・・
結婚するよりも一人で好き勝手して暮らすほうが余程魅力的でした。

が!!

商売道具だった右手を故障し、もう以前と同じように入力するのは諦めないといけないと言われ、学歴もスキルもないことに絶望し、これは、結婚も視野に入れないと生きていくのが非常に困難なのではないか・・・と思ったのです・・・

随分後ろ向きな理由ですが、やっと気持ちが変わったわたしの周囲は50歳前後のおば様たちと既婚の白波さんのみ。

数年前にスマホが壊れてからというもの、連絡の取れる友達はごくわずか。年齢も離れていたり既婚だったりなので、男の人を紹介してもらったり、一緒に婚活したりというのは絶望的。

結婚相談所が一番の近道かと思いましたが、高い!!
元々薄給で厳しいと思っていましたが、さらに右手故障で満足に働けないとなると余計に難しかったため、アプリや婚活パーティを選びました。
マッチングアプリは、女は30過ぎると一気に需要がなくなると聞いていたのですが、可能性はゼロじゃないだろ・・・と信じ、慌てて登録しました。
婚活パーティは時々無料で参加できるものがありましたが、ちょっと調べると無料のはよくない話しか出てこないので、予算内で参加できるものをチョイス。

こうして、30過ぎた地味女の婚活がはじまりました。