パワハラ日記1*パワハラ上司の紹介~最初に腱鞘炎と診断されるまで

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発症と症状

当時わたしはデータ入力の仕事をしていて、タイピング速度も結婚早いほうでした。
入力していると手が痛くなるのですが、休日になると大体落ち着くので、その時も土日に休めば治ると思っていました。

が、治るどころか悪化してしまい、土曜の夜には痛みで手首を動かせなくなってしまいました。

これが一人暮らしではかなり不便で、着替えは飛び跳ねながら踊ったり格闘しないとできず、トイレも、歯磨きも、お風呂も、自炊も、部屋のドアを開けることすら地獄のようだったのです。

さすがにおかしい!病院行くレベルだ!!と思ったときには日曜日で、月曜日は当然朝から仕事でした。
手首が動かせないだけなので、データ入力ならそんなに手首を動かさずにすむかな・・・と思い、仕事が終わってから病院に行こうと思ったのですが、わたしの仕事はパソコンのキーボードのホームキーとテンキーを激しく行ったり来たりしなければならず、その度に手首を横に曲げて仕事をしていたことに気づきました。

結局業務開始1時間で限界を感じ、上司に相談しました。

 

パワハラ上司の人柄

この上司が後にパワハラを発揮する人なのですが、国民的アニメの波平さんを白髪にしたような髪型なので、今後白波さんと呼ぶことにします。

この頃の白波さんはまだ入社1年目で、口調は優しく穏やかでした。
前職では病院に営業に行っていたので医療系の知識もあるし、わたし達のクライアントの会社で勤務していたのでなんでも聞いてほしい!と積極的にコミュニケーションを取ろうとしていました。

他は50歳前後の女性しかいない中、わたしは一人だけ30代で、唯一入力専用端末ではなくパソコンで仕事をしてたので、当時は気に入られているような感じすらしていました。

ただ、話が無駄に長く、せっかく本性を隠して穏やかにしていても、わたし含め全員から煙たく思われていました。
仕事が忙しい時、今までの上司なら朝礼を30秒程度で終わらせてすぐに業務開始してください!という感じだったのが、この白波さんはわたし達が聞いてもどうしようもない会社の経営状況やら、今聞いても忘れてしまうような何か月も先の会社の予定やらを20分も延々と一人でしゃべり続け、大切な仕事の変更点なんかは話すのを忘れるという始末で、朝礼が長かった分残業も増え、周りのおば様たちの不満は爆発していました。

しかし、関西の支社ではこの白波さんしか上司がおらず、何かあればすべて白波さんに言わなければならないのです。

症状を聞いた上司の対応

というわけで、白波さんに言うと長い話で休憩時間がつぶれるであろうことは予想できたのですが、渋々白波さんに手が痛いと訴えました。

予想通り、白波さんは延々と自分の知識をしゃべりまくりました。

・腱鞘炎だったら安静が大事
・普通休日に安静にするとよくなるはずなのに、土日で悪化するのはおかしい
・おかしいからただの腱鞘炎じゃないと思う
・放っておくと動かなくなったりするかも
・最悪手術で手を切ることになる
・早めに病院に行ったほうがいい
・できれば普通の整形外科じゃなくて、手の専門の先生がいるところを見つけて

病院行ったほうがいいのはわかってる、仕事にならないほど痛いのだから。
今早退して病院に行っていいのかと聞こうとしたのに、どんな病気か推測がはじまり、動かなくなるとか手術だとか散々脅し終わったところで休憩時間が終わり、やっと今から病院に行ってもいいか本題に入れました・・・長かった・・・!

早退はあっさりと認められたので、その足で病院へ行きました。

病院での診察

白波さんの指示に従い、手の専門の先生がいる整形外科で、通勤定期で通えそうな病院を探しました。
初診のカルテの文字が全然書けず、やっぱりおかしいと確信。

病院ではレントゲンを撮り、診察へ。

先生「レントゲンは異常がなかったので、腱鞘炎です。手を安静にするのは難しいですが、それでもできるだけ安静にしてください!」

ということでした。

らな「腱鞘炎なら土日で悪化しないと聞いたんですが?」
先生「炎症が強いんでしょうね~。注射をおすすめします。ただ、この注射は腱がもろくなってしまうので、私は注射は2回までと決めています。痛みが強いなら今日注射しますか?」
らな「わたしは注射しないと治らないほど炎症してますか?」
先生「同じ炎症具合でも、痛みの感じ方は人それぞれだからわからな~い」
らな「注射しなくても安静にすれば治りますか?」
先生「わからな~い」
らな「注射すれば安静にしなくても治りますか?」
先生「わからな~い」
らな「注射して安静にすれば治りますか?」
先生「わからな~い」

いろいろわからないらしい(;’∀’)

再度注射どうするか聞かれたものの、注射しても治るかわからず、しかも2回しかできない注射を今するべきかどうかすぐに決めるなんてーーー!!
と思って悩んでいると、よほど注射を怖がってると思われてしまったらしく、その日は湿布だけ処方されることになりました。

「一週間安静にして治らなかったら注射しに来てください」

と言われ、病院を後にし、会社へ連絡。

一週間安静にして、治らなければまた病院に行くことになった、と報告しました。

つづく。。。