パワハラ日記14*有期雇用から無期雇用へ

パワハラ日記

前回のおはなし↓
パワハラ日記13*白波さんの本音と労災の申請

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労災の申請をなんとか終え、しばらく経ったころに白波さんが関東の本社へ出張へ行くことになりました。

コロナ対策でオフィスでは仕事以外の会話が厳禁だったので、ここにきてやっと同僚に白波さんについて相談することができました。

わたしは入社から6年以上経っていたので、同僚からはいますぐ無期雇用の申請をした方が良いとアドバイスされました。
また、普通は口頭で伝えるだけでいいものですが、白波さんは信用できないのでちゃんと書面にして提出するように言われました。

アドバイスの通り、わたしは無期転換の書類を用意し、出張から帰ってきた白波さんに渡しました。

白波「・・・受け取らないわけにはいかないから受け取るよ。でも受け取ってしまったら、次の雇用契約を更新する可能性はぐんと低くなるよ。こんな成績なんだからわかってるよね。いいの?それでもいいなら受け取るよ」

わたしは意味が理解できなかったものの、とりあえずOKしました。
通常、この書類を提出して受け取ってもらった時点で無期転換の契約は成立するので、雇用契約を更新しないということはできないのですが、白波さんは知らなかったようです。

おそらく、次の雇用契約を更新しなければ、無期雇用にしなくて済むと思っていたのだと思います。
わたしも、この時は無期転換について詳しくなかったのでよくわかっておらず、更新する可能性が低くなるんだなーくらいに受け止めていました。

そして白波さんは、この時点でもうわたしを雇止めすることを決定していたのだと思います。

その為しばらくは何も言われることなく、平和に過ごしていましたが、繁忙期を目前にしての面談で言われました。

白波「成績が落ちているので、次の契約を更新する可能性はかなり低いです。このままの成績なら辞めてもらいます」

わたしは、両手での仕事を再開することにしました。
専門医にも相談しましたが、辞めさせられるかもしれないなら、多少無理しても良いと許可をもらいました。

もちろん手は悪化し、繁忙期の間に注射を2本追加しました。

成績は、一番遅いわけではないっていうくらいには頑張ったと思います。

・・・つづく