前回のおはなし↓
パワハラ日記２４＊会社との紛争あっせん⓵
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ダイジェスト↓
パワハラ日記～始まりから最終出勤日まで～
控室から出ると、重そうな扉を2回開けた先に部屋があり、偉い感じのおじさんが3人立っていました。
机の向こう側には、すごく若そうで、すごく清潔感あふれているものすごいイケメンが座っていました。
イケメンを眺めるのは好きなわたしですが、長身でイケメンで高収入そうな彼はいかにもモテそうで気に入りませんでした。
いくつか質問をされましたが、ちゃんとわたしのパワハラ日記ダイジェスト呼んでくれた？！と聞きたくなるような内容ばかりで、少しイライラというか、まさか書いてあることを聞かれると思ってなかったので、言葉が足りず悔しさを残して1回目が終了。
わたしは控室に戻り、その間は会社側がイケメンの先生と話しをします。
長ければ半日ほどその流れを繰り返すそうです。
会社は何を言ってくるんだろう、次は何を聞かれるんだろうとドキドキしていましたが、次に呼び出された時にあっけなく終わりました。
イケメン「会社側ともお話をしましたが、ゼロだそうです」
？？？
イケメン「慰謝料は１円も払わないし、謝罪も一切しない。払うのはゼロ円だそうです」
・・・・
イケメン「会社側の意思が固く、これ以上どうすることもできません。これにて打ち切りです」
・・・・・・・
あっという間に紛争あっせんは終わり、３時間～半日程度かかると言われていたあっせんは、１０分も経たないまま終了しました。
３人のおじさんが、すごく哀れな目をしてこちらを見て言いました。
「これで終わらせるのも、法的措置をとるのも自由です。後日あっせん終了の書類を郵送いたします。もし法的措置を取るのであれば、相談先の一覧もその書類に記載していますので目を通してみてください」
わたしはすぐにビルを出ましたが、帰路は怒りしかありませんでした。
慰謝料がゼロ。
それどころか、謝罪も一切しない？
謝罪すらされないような出来事だったのか・・・
時間と交通費だけを無駄にした最悪の気分で帰宅し、１週間近く引きずりました。
・・・つづく
